自己過信が罪の誘惑に

メッセージ

<ヤコブの手紙 4章13~17節>
牧師:徳本 篤 師

開会聖句

知恵ある者は自分の知恵を誇るな。つわものは自分の強さを誇るな。富む者は自分の富を誇るな。

<エレミヤ書 9章23節>

メッセージ内容

序論)
今日の聖書で「なすべき正しいことを知っていながら行なわないなら、それはその人の罪です。」と書かれています。聖書の言う罪とは「的外れ」という意味があります。それは「神とともに生きる永遠のいのち」という的を外れて「永遠の死と滅び」に向かって飛んでいる矢にたとえられているものです。ヤコブが今日私たちに対して「的外れ」の人生を歩まないようにと警告していることばを真面目に聞くようにしましょう。

私たちが「的外れ」をおこす主な原因は誤った確信を抱くところにあります。その確信とは自分の人生の運命を握っているのはすべて自分であると考える自己過信です。その高慢で自信過剰な態度は自分が何者であるかが分かっていないからだとヤコブは言います。私たち人間は自分の未来を予知することも、それを自分の思い通りに支配することもできません。ただひとつ確実なことは、誰であれ人はおそかれ早かれ必ず死ぬべきものであるということです。それは思いがけない時に、予期していないかたちで突然に訪れることがあります。その事実を真面目に受け止めることを拒み、自分勝手な夢や計画を追い求めことは神に対する高慢な心のあらわれであるとヤコブは言っているのです。
聖書が求めている私たちのなすべきこととは、限りあるいのちを全能の神の御手にゆだね、神が与えてくださった能力とチャンスを最大限に用いて、神とともに生きることです。

本論)
今日の聖書の内容を確かめてみましょう。13節に取り上げられている商人とは、諸国の町々を精力的に行き交い、時には1年ほどその場所に滞在するような生活を送っている有様が描写されているところから、かなり大規模な商売を行っている人であることが推測されます。この人は将来に向かってさらに事業を拡張する計画を持っているようです。
聖書はお金を儲けること自体を非難しているのではありません。その行為が罪だと言っているのでもありません。この人は自分のたましいのことを真面目に考えていません。自分勝手で放漫な計画をただ追い求めていくような態度です。そのような生き方に対して、それが信仰者としてふさわしくないと警告しているのです。

適用)
私が実際に体験したことをお話しします。学生時代に私が尊敬していた教授がいました。その先生は私の将来のことについても相談に乗ってくださいました。この先生の紹介を受けて、ある大手企業に就職が内定しました。そこでの仕事は中東アジアにある石油コンビナート基地の発電設備を建設することでした。海外で働くことを夢見ていた私の心はこの思いもしなかった好機を掴めたことですっかり舞い上がり、これから始まろうとする自分の将来の夢に向かって心が熱く燃えていました。
しかし、その進路を選ぶことは自分が所属していた教会から離れていくことになります。海外に出て行けば当分の間は信仰生活からも遠ざかることが予測されます。それでも、私の心は折角の教授のご好意を無駄にはできないし、二度とないこの大きなチャンスに自分の人生を掛けたいという強い願いから、信仰者としての道を犠牲にして、自分の計画に向かって進もうとしていました。
結局、ダマスコの途上で神に打たれたパウロと同じように、神様から引き止められる出来事がありました。その後、困難ではありましたが内定の話を辞退することにしました。今でもその時のことを思い出すことがあります。もし、あのまま進んでいたら今ころ私の人生はどうなっていたでしょうか。

応答)
あなたにとって、人生の大きな節目を迎えたとき、人生の岐路に立たされたとき、予想もしなかったチャンスを掴んだとき、あるいは日常生活で決断を必要とする場面に直面するときに、「的外れ」の人生を歩まないようにヤコブが真剣に警告していることばを思い出してください。真面目に聞いて従いましょう。それがあなたの生きた信仰のあかしとなります。

今日のメッセージの結論として、高慢で自分勝手な態度にならないよう十分警戒し、自分の限りあるいのちを全能の神の御手にゆだねましょう。神が与えられた能力とチャンスを最大限に用いて神とともに真剣に生きることを心から願いましょう。

聖書のみことば)
「心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。」(箴言3章5節~6節)

メッセージ内容のダウンロード(PDF135KB)

新聖歌

開会祈祷後:18番、メッセージ前:175番、メッセージ後:384番

聖書交読

詩篇 46篇1~11節

お知らせ

★入院中のY.T姉の平安と回復のために祈りましょう。
★リハビリ中のH.Y兄とS.T姉の回復のために祈りましょう。
★F.N姉の退院は延期になりました。お祈りしましょう。
★11月20日の讃美礼拝では坂本真紀姉と喜多ゆり姉が特別讃美をしてくださいます。ご招待する来会者のために祈りましょう。

2016年度後半の主な教会行事
11月20日(日)  讃美礼拝(マキ&リリー)※お知らせを8月30日に掲載しました!!
12月25日(日)  クリスマス礼拝/祝会

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